昔からずっと着ていない着物があり、そろそろることを考えてはいませんか?しかし初めて着物を売るときは、どこでどのようにして買取に出せばわからないですよね。

そしてせっかくの着物が1円でも高く売れるように、査定前に自分自身でできることがあるのです。

今回は、これから着物を売る方のために、買取のいろはをご説明します。

  • 着物を売る方法5つ
  • 着物別の買取相場
  • 買取できない着物
  • そのも高く売るコツ
  • 着物売却に関するFAQ

具体的には、上記の順番に、重要なところだけをまとめました。

着物を売ることに関して知識のない方を対象として書いていますので、安心して読み進めてください。お持ちの着物を売る際の参考になれば幸いです。

着物はどこで売れるのか?5つの方法のメリットとデメリット

誰しもが疑問に思うこととして、「着物はどこで売れるのか」に関して、5つに分けてそのメリットとデメリットをそれぞれ詳しく説明します。

リサイクルショップで着物を売る

メリット

郊外に大きな店舗を構えいますので、比較的アクセスが簡単です。

また査定の時間も比較的短く、その日のうちに確実に現金を受け取ることができるのも魅力的です。入手困難で特殊な着物である場合を除き、あまり使用感もない訪問着であれば、しかるべき価格帯で買い取ってもらえます。

デメリット

リサイクルショップだと、着物に限らずブランド物、家電製品などあらゆる商品を取り扱っているため、着物に目利きのあるスタッフがいる可能性が低くなります。

有名作家の方の着物をお持ちで、適切な査定をしてもらいたいという方は、リサイクルショップはオススメできません。

ネットオークションで着物を売る

メリット

メルカリやヤフーオークションなどのネットオークションを使うことによって、 在宅で着物の売買が可能です。

出品する際は、ご自身で着物の写真を撮り、着物のサイズや特徴を説明します。

それを見た落札者があなたの着物の価値を正しく判断すると、リサイクルショップや他の買取方法よりも高値で売れる場合もあります。

デメリット

人によってはインターネットを使うのが苦手という方、顔が直接見えないので安心できないという方はこの方法はオススメできません。

相手とのメッセージのやり取りも全てオンラインですし、やり取りの中でトラブルも生まれることもあります。

出品をしてから買い手が決まるまで、時間がかかることもしばしばあり、すぐに売って現金化をしたいという場合は、実店舗に持っていくことをオススメします。

また日頃からオークションの出品に慣れていない方は、初めてのことに戸惑うことも多いかもしれません。

フリーマーケットで着物を売る

メリット

フリーマーケットは、大きなスーパーの会場や公園を中心に、定期的に開催されています。

多くの人が着物以外にも様々な商品を売っており、気軽に参加することができるのがメリットの一つです。着物な価格はご自身で自由に設定できますし、着物や帯以外にも帯締めや草履など着物に関連する商品も一つ一つ値段をつけていることができます。

フリーマーケットに来るお客さんの顔を見て、会話をしながら売ることができるのはフリーマーケットならではの楽しみかもしれません。

デメリット

フリーマーケットではあなたとお客さんの間での着物の取引となりますので、出店をするご自身が着物の相場観を知っている必要があります。

着物に精通をしていないと、正しい価値がわからないので、値段設定や、値引き交渉で自分が損をしてしまう可能性があります。

「10万円の着物が1万円で買い取られてしまった」というケースも実際に発生していますので、注意をする必要があります。

店舗型の着物買取店で着物を売る

メリット

着物買取専門店であれば、着物に関する知識が豊富にある専門の査定士がいるため、安心して取引ができるというメリットがあります。

査定の内容に関しても一から丁寧に説明をしてくれますので、着物に自信の無い方でも大丈夫です。

また着物の種類や特定の産地の和装品などは事前に買取価格の目安は提示されている場合がありますので、ネットや電話で一度確認をしてみると、大体の金額を把握できるのでおすすめです。

デメリット

実際に店舗まで行かなければならないという手間が発生します。

リサイクルショップや質屋などの総合買取店と比べ、店舗数が限られてくるのが実情です。まずはお住まいの地域に専門の着物買取店があるかを調べてみましょう。

また専門の査定員がじっくりと着物を見て値段を決めるため、正確な価値が知れる反面、時間がかかってしまいます。普段から仕事で忙しい方にはオススメできないかもしれません。

ネットの宅配・出張買取で着物を売る

メリット

一番のメリットは買取価格です。

実店舗を持つと、人件費や場所代、そして在庫管理などの多くの費用がかかるため、その分買取価格が安くなってしまいます。

しかしネット宅配はそのようなコストを削減しているため、高額な買取ができるのです。

またネットで申し込むと、どのような着物の買取を希望するか事前に選択します。そして、そのジャンルに詳しい査定士が鑑定をしてくれるため、より正確な価格がでることが期待できます。

出張買取だと、家にいながら買取業者が来てくれるので、大量に着物を売りたい方、外に持ち出すのが難しい方、希望の時間帯に売りたい方にはぴったりの売却方法です。

デメリット

まず考えられるデメリットは、専門の業者が査定をして代金の支払いまでに時間がかかる点です。

業者によっても異なりますが、平均的に1-2週間はかかります。事情により今すぐ現金が必要だという方には向かないサービスかもしれません。

また出張買取に関して「◯点以上から承ります」などの制限のある業者もいますので、事前にご自身で確認する必要がありません。

着物はいくらで売れるのか?買取相場をチェック

着物の種類や帯そして訪問着などの種類別での相場をチェックします。ご自身の着物に照らし合わせてみてください。

保存状態やデザイン、証紙の有無やサイズによっても買取価格は変わりますので、あくまで目安としてお考えください。

有名産地の着物の相場

産地は着物の価格を決める上で重要な要素となります。代表的な産地としてとして友禅や紬があり、これらは高値で取引されているようです。

京友禅:1万円~20万円
加賀友禅:1.5万円~4万円
米沢紬:5,000円~4万円
牛首紬:4万円~8万円

その他、本場大島紬・本場結城紬・牛首紬・本場黄八丈など、常に人気のある紬の着物に関しては5,000円~50,000円が相場となります。

有名作家作品や老舗ブランドの相場

人間国宝をはじめとして有名作家によって作られた着物というのは、現存枚数が限られているため、希少価値が高く高額査定の可能性が非常に高いです。

証紙も忘れずに提出するようにしてくださいね。 ここでは代表的な人間国宝4人の着物に関して、相場をご紹介します。なお記載されている金額は状態が良く、証紙がついている場合のものです。

羽田登喜男の着物:50万円~110万円
田畑喜八:50万円~80万円
久保田一竹:90万円~150万円
北村武資:50万円~110万円

帯や訪問着など着物の種類別の相場

振袖や訪問着は、様々なイベントに切っていくことができるため、常に一定の需要があります。

安くても1着5,000円~1万円、保存状態が良ければ5万円以上で買い取ってもらうこともできます。

またパーティーやカジュアルなお出かけ、お稽古の時に使われる付け下げや小紋はもともとがそれほど高価ではないため、2,000円~2万円程度が相場とされています。

全国対応のすすめ着物買取業者

ここまで着物の種類ごとの相場を見てきました。次に着物の専門買取業者ご紹介します。

全国どこでも買取に対応していますので、あなたのお住いの地域にも対応しています。ここでは利用者が多く、口コミも良い代表的な業者であるバイセル、買取プレミアム、福ちゃんの3社を取り上げ、その特徴を詳しく説明します。

バイセル

タレントの坂上忍さんが出演するテレビCMでおなじみの、大手着物買取サービスで、2018年7月に、スピード買取.jpからバイセルへ社名が変更しました。

「他店より買取金額が1円でも安ければ全部返却」と謳っていることからも、着物の買取に力を入れていることがわかります。

バイセルの特徴は、幅広い販売ルートを保つために、規模の小さい買取店では断られてしまいそうなシミやシワが気になる着物であってもしっかりと査定を行ってくれます。

相談手数料や出張料、そして査定料も一切かかりません。

バイセルは出張買取をメインにしていますので、自分の都合のつく日に合わせて、着物を引き取ってもらえます。

またバイセルの特徴として、着物以外にも骨董品やブランド品など幅広い種類の買取に対応していることです。まとまった現金が必要になったという際にも、着物と一緒に他のブランド品も査定に出すことも可能です

買取プレミアム

買取プレミアムは、「宅配買取」、「出張買取」、「持ち込み買取」の3つに対応している、安心安全なの着物買取業者です。(持ち込み買取りに関しては東京にある本社のみの対応となります。)

買取プレミアムの特徴は、女性の査定員を指名できるサービスです。

売りたい着物が家に沢山あって取りに来てほしいけれども、男性を家にあげるのは正直心配、という方は、ぜひ女性を指名できるサービスを利用しましょう。

バイセルにも女性を指名できるサービスありますが、業界では買取プレミアムが一番最初に導入を開始したのです。

バイセル同様、着物以外の商品にも広く対応しているので、引越しや大掃除などのタイミングでまとめて売りたいという方にもおすすめです。

幅広い買取の中でも、特に着物に強いというのが買取プレミアム評判です。どの査定士も着物に詳しく、豊富な知識と丁寧な査定で、安心して取引ができた、という口コミが多いようです。

福ちゃん

最後に紹介するのが買取実績100万円以上を誇る買い取り大手の「福ちゃん」です。

業界の中でも知名度は高く、定期的なキャンペーンにより高価買取が可能になるなど、大手ならではのサービスもあるのが特徴です。利用者、リピーターともに多いのがこの業者の特徴です。

ふくちゃんでは、多少の色あせやシミがあっても買取が可能になります。お金にはならないけれども処分するのには忍びない着物は、一度福ちゃんに査定してもらう価値はあるでしょう。

着物以外のブランド品や骨董品、時計などの金属類の買取に対応していますが、着物買取には特に力を入れているため、着物専門の知識を持った査定員が一枚一枚丁寧に価格をつけてくれます。

また出張買取の場合、最短で即日の入金が可能になる場合があり、口コミでもスピードの速さが高い評価を受けています。

1日でも早く現金化をしたいという場合は、福ちゃんの査定士に見てもらうと良いでしょう。

どんな状態でも売れるの?買取できない着物の特徴

ここまで着物の買い取り業者について紹介をしてきました。

シミや色褪せがあったとしても、丁寧に買取をしてくれるということを説明してきました。とはいえ、着物は必ず何でも買い取ってもらえるというわけではありません。

種類や状態によっては「どうしても買取できない。。」と言われてしまうこともあるのです。ここでは着物が買取不能になってしまう特徴をご紹介します。

①シミや汚れの範囲が、極端に大きい

多くの着物を買い取り業者は、クリーニング業者と提供することにより、買い取った着物の汚れ取りを行っています。

多少の汚れであればクリーニングをすることで取れるものもあるでしょうが、汚れの種類によってはクリーニングで取れないので、業者としては中古で販売をすることが難しくなります。

具体的には、シミが着物の全体にわたってしまっている、着物が変色してしまい本来の色をとどめていない、直径5cm以上のシミがある、といった場合には業者に買い取ってもらえないことがあります。

②着物に染み付いた匂いがきつい

ご自身の着物にタバコや芳香剤、防虫剤の臭いが染み付いている場合は注意が必要です。

着物専門買取業者は、匂いも含めクリーニングで一度掃除を行いますが、長年にわたり放置してる場合は、着物の繊維にまで匂いが染み付いている場合があります。

着物の買取を考えている場合は、査定前にしっかりと陰干しをして、少しでも匂いをとっておくことが大切です。

③ウールの着物である

残念ながら、多くの買い取り業者で買い取りNGとなってしまう理由の一つとして、ウールの着物が挙げられます。

それはは虫害が起きやすい素材だからです。ウールは繊維は柔らかく、幼虫が食料として好んで食べることから、虫食いの被害に遭う可能性が高いのです。

そのため買取業者としても、在庫を持つ際のリスクが、他の着物に比べて高く、買取に躊躇する業者が多いのが実態です。

もう一つの理由としてウールの着物はそもそも価格帯が安く、多くの人が手に取れる生き物として親しまれてる一方、正絹のものと比べると値段が圧倒的に低くなります。

そのため買取業者にとってウールの着物お取引するメリットは少ないのです。

④ポリエステル、レーヨン、テトロンなど化学繊維の着物である

化学繊維が使われている着物も、ウールほどではありませんが、取引価格が低くなり、業者によってはは買取を行っていません。

こちらもウールと同じ理由で、新品であっても売価が数千円から数万円程度ですので、中古となって販売額が大きく引かれた結果、業者が中古としては価値の低いものと判断をし、買取を断念するのです。

⑤ カビが生えている

日本は高温多湿な国であり、カビ菌にとっては非常に住みやすいことです。

タンスの中に長期保管をしていた場合、白カビ青カビ、それによるによる匂いの付着が考えられます。

カビは一度発生すると厄介で表面を拭き取るだけではダメで、かなり特殊な作業をしなければカビの全てを取る取り除くことができません。

壁についた着物はすぐに他の着物に付着してしまうことからも、業者としては在庫を確認されるリスクと捉えられ、買取が出来なくなる場合があります。

着物高く売るコツ。事前にやっておきたいこと

少しでも着物が高く売れるためには事前にどのような対策をしておけば良いのでしょうか?

まずできることとしては、買取がNGとなってしまうリスクを避けること、つまり上記で挙げた5つの項目を確認し、事前に良い状態にしておくことです。

ウールやポリエステルなどの素材の問題はどうすることもできませんが、着物に付着している匂いやカビなどをご自身で取り除く努力をすることで、品質状態を少しでも高めることができます。

次に着物を売る際に必要となってくるものを説明します。

着物の証紙の有無を確認しよう

まず確認するのが着物の証紙の有無です。

証紙とは、その着物の生地産地、伝統工芸品、そして著名な作家であれば誰が作ったものかを証明する紙で、有名な着物には必ずといっていいほど付いています。

これがあることであなたの着物が本当に価値のあるものなのかを証明することができますので、当然買取価格に影響します。

以上をまとめると買取査定前にチェックするべき項目は以下の点です。

・カビや匂い、シミの箇所など着物の状態
・証紙の有無
・着物のサイズ
・作家や産地
・着物の生地

着物を売るFAQ

最後に着物を売るときに頻繁に聞かれる質問をまとめましたので、参考にしてください。

着物を売る時期によって買取価格は変わる?

変わります。着物の需要が高まる時期にかけているとベストでしょう。

一般に卒業式が2~3月、入学式、入園式が4月ですので、1~3月にイラスト高価で買い取ってもらえるようです。楽しいイベントに合った春めいたものが好まれます。

その他お花を習っている人は春や夏に行われるお花の展示会に向けて着物を着る機会が増えてきます。春は5月秋は10月頃に花展が開かれますので、やはりその前の4月や9月頃が狙い目です。

着物買取の無料査定だけ利用するのは良くないの?

全く問題ありません。少しでも高く着物を買い取って欲しい場合複数の業者にお願いをすることが普通です。

その場合、業者が査定をして見積もりをすることになりますが、その場合無料査定という形になってしまいます。そのような方はたくさんいらっしゃいますので、心配をする必要はないでしょう。

古い着物でも売れるの?

状態によりますが、古い着物だからという理由だけで着物の価値が落ちることありません。

有名作家の作った着物であったり、市場価値の高い伝統工芸品であれば、年数が経っていてもしっかりとした価格がつきます。しかし年数の経過によるシミや匂いには注意をする必要あります。

男性用の着物でも売れるの?

もちろん問題ありません。男性用の着物の需要もありますので、女性用と同様に買取は可能です。心配な方は査定前に一度、電話かメールで相談をしてみてはいかがでしょうか。

証紙なしの着物は売れるの?

証紙なしでも売ることは可能ですが、証紙がある場合に比べ買取価格が下がってしまうことは理解しておく必要があると思います。

紋入りの着物でも大丈夫?

紋入りの着物であっても買取には問題ありません。その家紋が何を表すのか、いくつ家紋が入っているかを重視する人はほとんどいません。

まとめ

これまで着物を売る際の方法や、注意点、相場などを細かく見てきましたがいかがでしょうか。

どうするのであればあなたに一番合った方法で、そして1円でも多く買い取って欲しいものですよね。これから着物を売ることを考える際は、この記事で説明した方法を試してみてくださいね。